現代アートでもっとも人気の高い画家デイヴィッド・ホックニーは1937年イギリスのブラッドフォードで生まれました。ホックニーはブラッドフォード・カレッジ・オブ・アートで学び、在学中から頭角を現し、卒業時する頃にはもうイギリス国内で名の通った存在となっていました。比較的恵まれたスタートで絵もそこそこに売れはじめます。そこではホップ・アートシーンの立役者ピーター・ブレイクと出会い「若手現代芸術家展」に出展したりしますおよそ60年前、当時の風潮は具象的な絵画は時代遅れ、抽象的な表現こそ術界の先端である」、
と思われてたなかでも、ホックニーは ごくありふれた何気ない日常生活の風景や、身近な人物を題材した作品をたくさん描き続けます。
この絵は泳いでいるのがホックニー。見ている紳士の男性はピーター 山々が何か日本 を感じさせます。プールのユラユラと動いている水面の表情がいいですね。
この作品はロスアンゼルスの邸宅とプールを描いています。。中央に大きな水しぶき、実に丹念に描いていますが、この絵を仕上げるのに2週間費やしているそうです。なんとも涼しげな絵ではありませんか。
1960年アメリカのロスアンゼルスに活動の拠点を移して当時まだ新しい画材であったアクリルを使った制作をはじめます。作品は西海岸の温暖で明るい日差し感じさせる色調が基になっいてプールをモチーフにした作品や両親や友人、自宅の部屋、見慣れた風景など制作 探究心旺盛なホックニーは、つねに自分の身のまわりにあるものを主題に取り上げて描いていますまた油絵の他にクレヨン、数十枚のスナップ写真を組み合わせて作ったフォト・コラージュの作品も優れたものがあります。ホックニーの魅力は何と言っても最新のテクノロジーを使って、ipaadなどの新しい技法を取り入れ斬新に制作しているところだと思います。対象は身近なものであっても、常にその手法を刷新し新しいスタイルを更新し続けていく、そこがホックニーの現代のホップアートの旗手である所以であると思います。1967年にはリヴァプールのウォーカー・アート・ギャラリーの「ジョン・ムーアズ・リヴァプール」展で絵画賞を受賞します。ホックニーは芸術、文学、科学分野で功績を収めた英国人に贈られる特別栄誉賞をエリザベス女王から授与されます。1990年にはナイトの爵位を辞退したことで知られています。