ターナーの作品を所蔵する代表的な美術館
◆ ナショナル・ギャラリー（ロンドン）
世界最大級の英国が誇る美術館。ロンドンの中心トラファルガー広場に面して建つ公共のミュージアムであります。3~20世紀初頭のヨーロッパ絵画コレクションが中心。レオナルド・ダヴィンチやボッティチェリから、ゴッホ、セザンヌまで、一流の作品を集め、２３００点を超える作品を所蔵します。４つのウイングに年代別に分けられていて、常設展は無料で鑑賞できます。
本館
- 西側：16世紀の絵画（ホルバイン、ティツィアーノなど）
- 北側：17世紀の絵画（ベラスケス、フェルメールなど）
- 東側：18～20世紀初頭の絵画（ターナー、ゴヤ、など）
- 本館グランドフロアギャラリー（ゴッホ、レンブラントなど）
新館（セインズベリーウィング）
13～16世紀頃のヨーロッパ・ゴシック絵画がまとめられているのがセインズベリー・ウイング。ボッティチェリの「ヴィーナスとマルス」、ヤン・ファン・エイクの「アルノルフィーニ夫妻像」、ラファエロの「カーネーションの聖母」などイタリアの初期ルネッサンス絵画コレクションを展示。
本館
・ウエスト・ウイング
レオナルド・ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母、「聖アンナと聖母子」、ミケランジェロなど16世紀を代表する絵画のコレクションが集めらている。
・ノース・ウイング
17世紀の絵画のコレクションを中心に、ベラスケスの「鏡を見るヴェーナス」、フェメールの「ヴァージの前に立 つ若い女」など。
・イースト・ウイング
18~19世紀の作品を中心に、ターナーの「戦艦テメレール号」、ジョン・コンスタブル「干し草車」、ゴヤの「イザベル・デ・ポルセール」、印象派のルノワール、クリムトなどの有名な作品が展示されている。 ルノワールの「雨傘」、など
・本館グランドフロアギャラリー
ゴッホの有名な「ひまわり」、「ファン・ゴッホ、の椅子」や、またレンブラントの「自画像」など
◆ テート・ギャラリー（ロンドン）
テート・ギャラリーが所蔵するターナー油彩画30点以上の他に、水彩画、スケッチ、約110点展示し、趣向の異なる4つの美術館から構成されています。テート・ブリテン、テート・モダン、リバプール、テート・セント・アイヴスです。テート・ブリテンは2万点以上に及ぶターナーの作品だけでなく、ラファエル前派の作品も所蔵していることで知られています。初期から晩年までのターナーの作品が展示されていて、中でも「ノムラ城の日の出」、「吹雪」などの傑作や、たくさんの秀作をここで見るとができます。
