基本となる色は、赤、黄、青、の3色のみです。その他の色は全てこの3色の組み合わせからうまれます。
3原色は光の3現職と色材の3現職があります。
光の3原色
赤(R)、青(B)、緑(M) 3色を重ねると白色になる。
色材の3原色
シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色
絵具、塗料、印刷インクなど。 混色すると互いの色を吸収しあうため、暗くなって黒になる。
色相(Hue)、彩度(Chroma)、明度(Value)を色の3つの属性といい、無限にある色を分類するための指標、体系化したもの表色系といいます。
色相
3原色をまぜてできる色あい、色味のこと。環状の色の配置(下図)を色相環といい、相対する互いの2色を補色という。通常「色環」と呼ばれる円で表されます。
レッド、オレンジ、イエロー、イエローグリーン、グリーン、ブルーグリーン、ブルー、ブルーバイオレット、バイオレット、レッドバイオレット、この10系譜しかありません。上図は12系譜となっています。
どんな色もこの範疇に属し、そのバリエーションにすぎません。絵の具は、メーカーによってさまざまな名称がつけられていますが、これはメーカーが独自に考えて作ったもので、一つの色相のバリエーションです。名前が違うだけのことです。あまりの多さに迷いますが、つまるところ、自分が必要とする色を15~20色もっていればもう十分です。なぜなら色は作っていくものだからです。そこに自分らしい色がででくるものだと思います。絵の具の名称をもとに描こうとすると、かえってうまくいかないこともありますから。
彩度(Chroma)
チューブがら出した絵の具そのものの色が一番鮮やかで彩度が高い。混色するにしたがい彩度は低下していきます。自然界の色で絵の具の色より高い彩度はありません。だいたい「くすんでいる」といってもいい。だから、自然界の色を表現するには混色したり、黒や白を加えて明度を調整するのです。
明度(Value)
色の明暗を表わすもの。 通常10段階のスケールで測り、最も明るい色が10(白)、最も暗い色が1(黒)となります。我々がいつも使う絵の具の明度はだいたい黒と白の中間の4か5です。