アルフレッド・シスレーは、フランス生まれのイギリス人であります。主にパリ周辺の風景を900点近く描き、他のジャンルは20点程しかありません。もっとも典型的な印象派の画家で、私は彼の牧歌的でおおらかなタッチ、筆使いが好きです。観るもの心に何か優しい暖かい詩情が伝わってきます。

シスレーは、1839年10月30日に裕福なイギリス人の両親のもとパリに生まれました。父親ウィリアム・シスレーは絹を扱う貿易商でロンドンのセント・ポール大聖堂の裏手にあるワトリング通りで基礎を築いた。母親のフェリシア・セルは、ケント州リド出身の馬具製造人の娘でありまた。シスレーには兄と二人の姉がいました。

18歳の頃には3~4年間商業の勉強の為にロンドンに移っている。しかし、シスレーは勉学しなくて、展覧会などを頻繁に訪れ、カンスタブルとターナーに熱中していた。