桜が満開に咲き誇っています。今まで現地で構図から製作過程を見てきましたが、現場製作でこまるのは太陽の移動と共に光と影が刻々と変化し一瞬たりとも同じ様子ではない事。みなさんも戸惑うことと思います。思うに現地での制作は、午前と午後というように 分けて別々のテーマで描いた方がいいと思います。太陽の光をきちんととらえられないからです。ここで大事なのは自分が絵にしたいイメージを対象から、よく観察し光と影の状態を手際よく描くことです。
今回は、7割から8割程度現地で描き、後は自宅で仕上げます。具体的には、まず全体の調子を整え、点景、人物、特にテーマは何が表現したいのか、など特に強調したいところなど念頭に描きこみます。