坂本繁二郎没後50年企画特別ツアーに参加しました。
5月22日、ここ数日間、福岡も5月とは思えない程 厳しい暑さが続き、 この日北海道の佐呂間町では39.5度を記録 観測史上の最高気温を更新しました。

 

西鉄久留米駅で堀川バスに乗車⇒石橋美術館へ
リニューアルされた美術館は綺麗になってとっても新鮮な感じです。
ここで坂本繁二郎画伯の作品を鑑賞することができました。
実は中学の時からの友人【Kクン】の紹介で参加させていただいたんですが、
旧友との再会はとても懐かしく、楽しいひとときを過ごすことができました。

 

                      友人  K 君と(美術館正面で)

 

 

 

 

館内では坂本画伯の数々の作品を、担当の方の詳しい説明で鑑賞して回り、
全部で8ブースにわかれている展示室は初期の作品から晩年の作品まで観ることができます。
特に印象に残った絵も数点ありましたが、正直のところ時間がもう少しあったらな~と感じました。

 

 

                        正面ロビーの画伯のパネル前で

 

 

展示をひととおり見終えたら次のエリア「坂本画伯の旧アトリエ」へ移動。

池の周りに、花しょうぶやアジサイ、睡蓮など四季折々の花が咲き、気持ちよさそうに鯉が泳ぐのを眺めながら小径を移動【創造の森】へ

 

 

 

【創造の森】

ここは坂本繁二郎旧アトリエを中心に、つばき園、あずま屋、親水広場など自然豊かなゾーンです。その一角の
旧アトリエは1980年八女市から移築・復元したもので期間限定で公開されています。

感銘を受けたのは、このアトリエの天井が非常に高く光がさんさんと降りそそぐように設計されていることでした。

室内には大きいイーゼルとテーブルが置かれていて、制作に没頭している画伯の様子を思い浮かべることができます。

 

 

 

 

 

石橋文化センターを後にして八女市福島に移動。
食事処《楽ZEN八女サへホ》で昼食
地元で採れた食材をベースに、季節感を取り入れた数々の野菜は栄養満点ですごく美味しかったです。
まさしく”町屋で楽しむ薬膳料理”ですね。
毎日この様な食事ができれば健康的な生活ができるのにね、

 

 

食事を済ませて八女市の市立図書館へ

公園内の敷地には坂本繁二郎銅像が建立されています。

 

 

 

 

 

図書館の二階の資料室では職員の方の熱心な説明に時間を忘れて聞き入ってしまう程でしたが、
画伯の人間味のある おもしろいエピソードなど、展示会では見れない
一面を知ることができて、興味深い見学となりました。

 

ツアーの一行は坂本繁二郎旧邸へ
画伯はここ八女でアトリエを構え晩年を過ごしました。ここでは実際に住んでいた自宅、2階はアトリエになっていて制作現場を見ることができます。

当時の様子を撮影した土門拳の写真には感銘を受けました。

 

 

午後3時頃になってツアーの皆さんも、少々疲れが出てくる時間
ここで《矢部屋許斐本家(やべやこのみほんけ)》で新茶のおもてなしです。
開業して150年、九州で最も古い製茶問屋。 江戸後期に建築された居蔵(いぐら)と呼ばれる町屋の二階。
造りが昔のままで、広い畳の部屋はとても落ち着いた雰囲気で、心ゆくまで新茶を楽しみました。

 

最後に(15時50分)「八女観光物産館ときめき」に寄って休憩・買い物です。

 

 

今回のバスツアーに参加してよかったことは、坂本画伯の作品の中に息づいている人間味溢れる筆使いは(牛、能面、八女の月など)
郷土八女の豊かな自然から培われたんだろうと思えることでした。
自分自身、地元八女のことは知っているようで知らない事が多く、特に久留米・八女・筑後の出身の文化人のことは皆無に等しい程知りません。勉強になりました。

 

この機会を通し、魅力的な自然一杯の八女のすばらしさを再認識、郷土出身ということに誇りをもって発信していこうと思います。