基本的な4つの技法
1.ドライ・オン・ドライ
乾いた紙に乾いた筆で描く方法
2.ウェット・オン・ドライ
乾いた紙に水をふくませた筆で描く方法
3.ドライ・オン・ウェット
濡れた紙に乾いた筆で描く方法
4.ウェット・オン・ウェット
濡れた紙に水をふくませた筆で描く方法
この技法の中で難しいのはドライ・オン・ウェットとウェット・オン・
ウェットです。
ウェット・オン・ウェット
紙と筆に十分に水をふくませます。力を入れすぎない様にソフトでやさしいタッチを心掛けながら、筆を紙の上にそっと押し付けたり、回したりして描きます。紙の上で絵の具が自然に混じりあうようにすればボカシの効果も期待でき、いろんな色と色との相乗効果で、思わぬ素晴らしい効果をもたらすことだってあります。大事なのは手早く行う事。そして手を加えすぎない事、ある程度、絵の具の効果の程は偶然に任せた方が綺麗な絵ができます。下手にいじり過ぎると、かえって絵がダメになりますから。
ドライ・オン・ウェット
乾いた筆に絵の具を付け、その筆で水を引いた紙に塗ると、紙の水分が筆に吸収されて、ウェット・オン・ウェット程 絵の具が流れません。筆を綺麗に洗い 水気をティッシュなどでよく切り筆の片面だけに絵の具をつけて、濡れた紙にのせます。このときに、もう一度パレットから絵の具と一緒についてきた水分をスポンジなどで吸い取る様にします。この筆を洗った後と絵の具を付けた後の2回、水気を取る事を忘れない様にすることが大事です。
平塗(フラット・ウオシュ)
薄く溶かした絵具を、大きな筆で 紙の左上から真横に真っ直ぐに運んでいく。筆を戻し最初のストロークにわづかに重ねる様に、次のストロークを引く。これを繰り返します。基本となる技法で単色でしますからムラはできないとおもいます。